大人になっても、かけ算の順番をひきずっていると…

 小学校を卒業したら、かける順番は関係なくなると教えてもらっていなかった方がいました。この方が、ネットで数量×単価の順番になっている領収書を間違いと馬鹿にしたツイートをしたら、多くの反論がきてしまいました。勿論、この方が悪いわけではありません。

ツイート内容は以下の通り

Q:取引先の会社から請求書が送られてきました。1部50円のパンフレット750部のものです。計算式が750×50=37500円となっていたのでおかしくなり、思わず上司(50代女)に「こいつ馬鹿ですね。計算式間違ってます」と見せたら、ヒステリックに「そんなのどっちだっていいでしょう!出る答えはおんなじなんだから!」そういう問題ではないような。小学生の頃先生に計算式は間違わないようにと繰り返し教えられました。50円×750部だから37500円になるので750×50では37500という数字は出ますが、金額ではありません。小学校5年の時に繰り返し教えられました。

 おかしな内容を真面目に取り組み、社会でも通用すると思っていた方が、通用しないで困っています。以下は、一般からのご意見です。

 

A:1部50円のパンフレットが750部の時のお代ですよね、つまり750部のパンフレット(単価50円)のお代です。この文章の前半部分を数式で書くと:50円/部×750部=37500円、後半部分を書くと:750部×50円/部=37500円。掛け算に順序は関係ありませんよ。単位は重要ですが。ちなみに:50円×750部(もしくは750部×50円)では、37500円・部になり単位が合いません。

 

A:トピ主さんの上記発言が気になり、算数ではなく、商売の基本である税法関連から、再度調べてみました。税理士・会計士の作成する決算書類の中、棚卸資産の項目が、請求書と連動するかと思います。で、結果は・・・数量×単価。これは、常識を越えての仕様です。個人の意思の入る余地はありません。会計関連は、いわゆる商慣習が法律として基準になっているのです。その辺りが、トピ主さんの考え違いではないでしょうか?
    また、商品単価というものは、往々にして数量により単価設定が変わります。100個だったら、1個当たり100円でも、1000個になれば、1個当たり80円になるとか・・・そういう場合は、数量があっての単価となります。※ということは、時々紛れ込む逆順の書類は、商習慣を理解していない会社もある?。

 

A:そういう書き方は、単価がころころ変わるものによく使うような気がします。切手のように、誰が何枚買っても値段が変わらないものならば確かに50×750でしょう。でも、パンフレットというのは「50円のもの」ではありません。「1部を作るのに50円かかったもの」なのです。もしかしたら1000部を超えた分は35円で作れるかもしれません。その場合(例:1200部)は
     1000×50=50000(1000部は単価50円)
     200 ×35=7000 (200部は単価35円)
と書くのです。「50円のものを1000部と35円のものを200部買った」という考え方が当てはまらないのがお分かりになりますね?値段が違う2種類の品ではなくて単価が違うので、このように書きます。※部数を前に書く必然性があるのですね。皆さんが、用途に応じて考えて、やりやすいように使えるのがかけ算です。順序固定は無意味で、すべての場合にあてはまる順序などはありません。

 

Q:あろえす様、かごちゃん様ありがとうございます。私は子供の頃ここを間違えてはいけないと、しつこく教師に教えられたのでこう覚えていました。けど本当はどっちでも良かったのかなあ。

 

A:私は小学校の教師ですが、小学校では学習の基礎基本を教えるところですから皆様のレスにあるように大切なこととして徹底的に教え込みます。私の夫は高校の数学教師ですが「そんなのはどっちでも同じ。交換法則です。」と言っております。高校ではもうどっちでもいいことなのです。答えは同じと分かってるのですから。トピ主さんはもう小学生ではありません。これが小学校の算数のテストにおける発言ならともかく、お仕事中のことですよね。「通りすがり」様のおっしゃるように、「小学校の常識は社会での常識ではない」というのが正解だと思います。
    でも、小学校の教えをこんなにも大切に思ってくれていることに、なんだか感動と共に恐れも感じました。心して教育しなくてはと責任の重さを感じます。

 

A:請求書なら、普通は、数量→単価の順になってますよね。トピ主さんの社会人としての経験不足かなー?

 

A:掛け算に単位をつけた場合、「最初の数字の単位と結果の単位が同じになる」と言うことは小学校で習いました。でも、きっちり覚えている人はほとんどいません。多くの人が指摘しているようにコレは間違いですね。しかし、そんなアホらしいことを良くも成人してからも守っている事が驚きです。中学で、数学はやらなかったのかな…。商習慣ではこうなっている、ということであれば話は別ですが…

 

A:どっちでもいいんじゃないですか?社内の人間が書いて取引先に出すものではないんですから外部の人が書いたものに「こいつ」とか「馬鹿」呼ばわりするほうが社会人としてどうかと思いますが?常にそのような悪態つきながら仕事する職場ですか?その方が問題だと思いますよ。あなただけなら改めた方がいいですよ
 それとですね、私も750×50って書いてしまうかも?だって通販の注文書って、個数×金額なんですよ。正しい正しくないは別にして単なる癖だと思います。あと数字合ってりゃホントどっちでもいいです。

 

A:メーカー勤務です。えーと他の会社ではどうか知りませんが、うちの会社では 
750(部)×@50円=37500円というふうに記載します。ですから、トピ主が受け取った請求書と同じ書き方です。なので我が社では、トピ主の指摘のほうが「こいつバカだなー」になりますね。業界によって違うのかもしれませんね。

 

A:数学者が書いていたコラムで、小学生のお子さんがこの順番の間違いで式にバツをもらったことについて触れられていました。彼が思うには順番は重要でないけれども、強いていえば数量×単価という順番(小学校で教えるのと逆ですね)の方がよりふさわしいのではないかと。「単価×数量」と教えるのは、「~円のものが~個」という言い方に由来していると思います。欧米では、逆に数量×単価という順番で書くのが一般的ですよね。
 もちろん欧米が正しいと言いたいのではなく、言語に左右されることであって数学として本質的ではないということです。ですから、掛け算で単価と数量の順番を教条的に捉え過ぎない方がいいのではないかと思います。私の観察では、数学ができない人ほどこの順番にこだわる傾向があります。他とフォーマットを揃えなければいけないなどの局面では別ですが、その式だけ取り上げて順番を云々するメリットはないでしょう。蛇足ですが、行列の掛け算の場合は交換則が成り立ちませんので順番は変えないようにしましょう。

 

A:「最初の数字の単位と結果の単位が同じになる?」なりませんよ。

 

A:たいていの伝票では、左から、品名、数量、単価、合計の順だろ。市販の伝票でも会計ソフトでも見てみたらわかるはずだよ。

 

A:1部50円のパンフレット750部のものです。計算式が750×50=37500円 こちらが正解です。数学の生まれたインド・ヨーロッパ語族の言語では、単語の頭に数量をつけます。例えば、英語圏では”750pamphlets(price:50yen)”となります。そのため、現在でも日本以外では、まず数量、それから一単位あたりの金額などを書くのが一般的です。

 

A:なんでそこまでトピ主さんが問題視するのかがさっぱりわからない。これって試験の解答とかではなく、仕事上の話ですよね?金額も合っていて、仕事に支障のない請求書であれば問題ないと思うのですが・・

 

A:事務職として、興味があったので、調べてみました。(Google検索「請求書 見本」)◆市販の請求書    ・納品書(通販・店頭で入手できるタイプ) 数量 単価 金額の順です。・見積書  数量 単位 単価 金額
◆市販の著名な計算ソフト 幾つかの見本印刷を調べましたら、請求書・納品書・見積書のほとんどが、数量(単位)単価 金額 で印刷されています。
   これからの事から、日本の商習慣では、数量に対して単価が決定することが多い為、このような表記が使われていると思われます。「商習慣」と書きましたが、つまりは、学校での勉強とは相反するものもあると理解することが必要だと思います。※ 小学校の学習も、社会で通用するような内容に、早くして頂きたいというのが希望です。

 

A:自分の知る限りでは、虎馬さんのおっしゃるように『品名-数量-単価-合計金額』の順番の伝票がほとんどです。たまに『数量-品名-単価-合計金額』の順番の物が混ざっていたりもしますが、混乱する事はありませんね。ですが、ごくまれに『品名-単価-数量-合計金額』の物があったりして、山盛りの仕事(残業中)でテンパっているときなどは書き損じる(読み間違う)事があります。全て、日本国内でのみ活動している企業の物で、大変な迷惑を被っています。
    あと、小学校の算数での掛け算の順番は、日本の教育における明らかな誤りのひとつです。他でもない、自分の大学時代の恩師(国立大学の数学科教授)が、そうのたまっておりました。とはいえ、小学校は教育学部の守備範囲なので手の施しようがないとか。※私も教育学部出身ですが、そんな順番のルールは習っていませんが。

 

A:私も商取引一般的書類の場合は単価が後に来ます。私は価格の近くに単価が来る方が見易いからと記憶しています。(数量は相手方と相互認識している、との考えが元だったと思います。)但し、単価*数量も見た覚えが有ったと思いますのでどちらでも良いと思います。ちなみに、私もExcelを多用しますが見積・請求関連は数量*単価ですよ。価格調整等する時には見易いですよ。私の場合ですが^^

 

A:表計算で作ってあれば単価があって数量を入れて合計を出すのが一般的なような気がします。それはあなたの中の常識であって社会の常識ではありません。見積もりを出すときを考えれば、「Aを50部、B100部、Cを70部で見積もりを」と言われたら、左から商品名・部数・単価・合計で書きますよ。「○円のものを×部で合計いくら」ではなく、「×部のものは1部○円ですから合計でいくら」になります。これなら750部×50円/部で正解でしょ?これならあなたがこだわる「計算過程」の理屈にも合うはず。逆転の考えをすればすぐに浮かぶことです。
    私が小学校で教えてくれた先生は、どちらでも○をくれました。小学生の子がいる知人に聞いたら最近はその順番にもこだわり、○がもらえないそうです。いや~、ビックリ!!
    確かに式にする際の工程としては50×750が正しいけど、考え方としてはどっちでも良いと思います。私を教えてくれた先生は、「みんな性格もいろいろ、考え方もいろいろだからいろんな計算方法がでるね」と笑ってました。最近の学校の勉強って型にはまって楽しくなさそう。もっと柔軟に考えられるほうが勉強も楽しくなるのにね。

 

A:興味を持ってこのトピを拝見させてもらっています。特に、決算報告書や商習慣に基づいた話は、普段、意識したことがなかっただけに大変参考になります。僕は理系の人間ですが、トピ主さんが執着しておられた小学校で教えられた掛ける数と掛けられる数の順番は、どちらかが変数になった時点で破綻していることを同じ小学時代に感じましたよ。例えば、1個x円のりんごを5個買うときの代金をy円とするとy=5xと記述しますが、これで破綻してしまいますよね。電卓でも変数のほうを後にすると、計算が便利ですし。

 

A:ただの「商慣習」の問題。
 10mmの読み方はって聞かれたら「ジュウミリメートル」って普通は言うよね。
 でも業界の慣習では「トーミリ」っていう業界もある。

 

A:この話題は請求書等の書き方が詳しい方、つまり事務職員の人を介したほうが、スムーズに話が進みますね。SE業界では「工数」×「単価」は常識となってるみたいですし。

 

A:でも商売の場合はAと言う商品が何部、それを今回はいくらで、という考え方が成り立つ ので、順番にこだわる事はナンセンスです。

 

A:仕事で、「部数×単価」という式を使う人が多いのは、それが「常識だから」ではなく、その常識に従った方が「効率がよくミスも少ないと判断するから」だと思いますよ。「小学校の算数では正しいから」という理由で、「単価×部数」という式をビジネスに持ち込めば、「非効率でミスも多くなる」という結果が当然予想されますね。

 

A:トピ主さん。非難轟轟ですね。でも、予想してたんでしょう?

 

A:結局一番応用できなければ思考回路も止まっているのはトピ主でしょ?世の中を「算数」レベルで判断するなんてね。なんだか、小学生が学校で習ったことを自慢して、数学では当たり前のやりかたに「それ間違っているよ。だって学校ではそう習わなかったもん」って 言っているようなものですね。上司からみれば古典的な「こいつ使えねぇ~」って部下ですね。

 

A:考えるというソフトが組み込まれてないのはトピ主さんの方ですよ。誰かの「もっといい方法ないかな」ということで、単価を後で掛けるという数式がビジネス業界で流通してるのです。トピ主さんこそ、小学校2年程度の知識にしがみついてないで、もっと大人の考え方をしてください。※そこまで言われてしまうと、何だか可哀そうですね。一生懸命勉強したのに。この方が悪いのではなく、しつこく教えた教師のせいなのですから。

 

A:文書的には、書式や慣習に従うのが「正しい」です。それはそれとして、以下は算数的な話。かけ算を用いるのは、単価と数量の問題だけじゃありません。長方形の面積を求める問題なら、長辺が先ですか?あるいは縦横で決めますか?また、かける項が3項以上ある問題なら、何を先に持ってくるのが「正しい」か、決められますか?と、このように、かけ算で項の順番を重視するのは無意味です。小学校で、項の順番に意味を見出すように教えてるなら、それは教え方が間違ってます。私が小学生のころはそんな事教わった記憶が無いので、いつのまにか指導要綱が変わったのでしょうか。幼いうちに刷り込まれた事から、なかなか脱却できない生徒もいますので、あまり適当な事は教えないほうがいいと思いますけど…。
    あろえすさんの「なぜ算数で習ったルールは無視されているのか」という疑問は、話が逆です。疑問を持つなら、「なぜ無視して構わないルールを執拗に教え込むのか」じゃないでしょうか。教える上で便利なのかもしれませんが、あとで足かせになるかもしれないと思うと、ちょっとデメリットのほうが大きいように感じます。

 

A:製品はおおよそ大量につくると安くなる傾向にあります。という単価設定システムの関係から、とりわけ、数量単位が大きい製品(例えば紙等)は数量を入力して単価が設定されます。そのため、数量が単価を決めるキーワードになるため、数量×単価=値段という順番が合理的になります。身近な例ではコピー機のトナーや紙や保守が、コピー枚数に連動して費用が変動しています。
    一方、例えば家や自動車のように、購買単位が少数のものは、単価の変動が数量ではなく、他の要素(例えば人気等)に連動しているものは、単価が数量で変動しないので、単価×数量=値段という順番が合理的になります。以上から、本来はその単価設定システムから、どちらの順番で値段を算出するかを決めればいいと考えられますが、数量による単価設定が多いため、商習慣がその順番になっているのではないでしょうか。

 

A:私に言わせれば、小学校の教師や教科書なんて融通がきかず、間違いだらけで信用できません。

 

A:小2の算数の教科書を見てみました。たしかに単価×個数という式になっていますが、個数×単価という計算をしてはいけないと書いてあるわけではありません。 小学校を卒業後は、全く意味が無くなることに、多くの時間を費やしていることが残念。

 

A:あなたのトピに対するレスは、些細なことを言って自分は学があるんだという態度を先輩に示さないことです。人間関係をうまくやってゆくには・・・「実るほど頭を垂れる稲穂かな」でなくちゃ・・・・控えめが良いのです。デシャバリは嫌われます。

 

A:会社の書式を勝手に変えちゃう「困ったちゃん」が。ISOなんか取得していると、関係書式はマニュアルの付表として登録されているケースもあるのに、「自分にはこのほうがいい」って勝手に変えちゃうの。で、内部監査や継続審査の時に、監査員や審査員から正式書式じゃないって指摘されて大慌て。それで問いただすと、「書式を使いやすく変えて何が悪い」って逆ギレ開き直り。もう、会社にとって邪魔でしかないから、明日にでも辞表提出をしてはいかが?※ 世の中は、大変厳しい。自分勝手なローカル・ルールは通用しないということですね。

 

A:塾や学校の先生にお願いしたい。掛け算の順序が逆の式にバツをつけないでください。それを間違いと教えることに将来何のメリットもないし、子供を算数嫌いにするかもしれないし、複数の答えのどれも正しいということを受け入れられなくなるかもしれません。ここでの、ある順序が絶対正しいという呪縛から逃れられない人の考え方を見ているとそう思います。

 

○ 5000円の品物8個の見積書をください。と言われると、うちで使っている帳票フォーマッ トでは、品物の名前 | 8個 | (単価)5000円 | (合計)40000円という表記になります。
 大学や企業や省庁にこの書式で出して、文句を言われたことは無いです。

 

文部科学省も商習慣に沿って書類を作っていますね。つまり逆順です。
                        https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/senshuu/04030801/004.htm